東京都豊島区は4月1日付で「待機児童ゼロ達成」を宣言しました。
共産党都議の米倉春奈は「3年間で区内の認可保育園を26園、1801人分増やした」として“共産党の実績だ”とアピールに躍起。
しかしながら、豊島区ではこの3年間に新設された認可保育所は全て私立で、このうち16園(1169人分)は株式会社が設置主体しております。
保育所は区が運営すべきだと共産党
共産党は「保育所に企業が参入する」ことじたいを反対しているのに、なぜ成果と言えるのでしょうか。
2012年に成立された子ども・子育て関連3法により、待機児童の早期解消に向け株式会社の参入への道が大きく開かれました。
豊島区は同法の成立を受ける形で企業参入を推進してきました。
「共産党の言う通りにやっていたら、待機児童ゼロは実現できなかった」高野区長
また、高野区長は、明確に次のように述べております。
「企業参入に反対し、“区直営の認可保育園しかだめ”と主張する共産党の言う通りにやっていたら、待機児童ゼロは実現できなかった」(高野之夫・豊島区長)
区長が、痛烈に批判しているのに、実績と言い張る共産党。
厚顔無恥とは、まさにこのことではないでしょうか。
反対しても実績
共産党は国会で、子ども・子育て関連3法を執拗に批判。
都議会でも、保育所に「営利企業の参入を拡大するなど、水準を引き下げて待機児童対策を進めようとしている」(15年12月定例会)と一貫して反対。
同区議会においても、共産党区議団が私立認可保育所の開設や、運営補助を盛り込んだ当初予算に賛成したことは一度もありません。
反対・批判してきた政策が実現すると“自分たちの実績”と平然と語る共産都議。
これまで議会で言っただけで実績と強弁してきた様子は共産党のお家芸ですが、“反対しても実績”という実績の詐称が新たに加わったようです。